- 肉ばっかり食べてないで、野菜を多めに食べなさい。
- 朝一番の果物は健康の秘訣
- ワインのポリフェノールはがん抑制効果がある
こんな言葉はたびたび目にするのですが、これらはいずれも体にとって良いものを積極的に摂取しましょうというメッセージです。
最近でこそ、デトックスという言葉が少し普及してきましたが、体にとって良いものを摂取すると同時に、体内に蓄積された毒素をいかに排出する かを意識するべきと考えます。そのための1つの食品が「玄米」です。
でも、毒素排出の食品はその他にどんなものがあるのでしょうか。
春の七草、は毒素排出効果の高い食品です。
昔の日本人が肉をたべるのは狩猟の時期のみでした。
狩猟の時期とは秋から春にかけてです。
肉はたんぱく質を補う貴重な食品ですが、同時に人間にとっては毒素がたまりやすい食品です。
特にこの時期の中心である正月は肉だけでなく、お休みということもありあまり動かずに食べてばかりいる生活で体に毒素がたくさんたまってしま います。
昔の人はそんな毒素を春の七草を食べて排出していました。
春の七草って、どれもえぐかったり苦い味がします。
あのえぐみ、苦みに毒素の体外排出作用があるのです。
タケノコもそうです。
ウドや土筆、わらびなんかも毒素の排出作用があります。
でも、本当は春の七草や玄米のような特別な食べ物だけが毒素の排出作用をもっているのではありません。
毒素も何種類もあります。
鶏肉固有の毒素
豚肉固有の毒素
油のもつ毒素
ニンジンの持つ毒素・・・・
恐らく食品1つ1つは、いい面と悪い面がそれぞれ混ざっていて1つの食品だと考えられます。
その悪い面は他の食材を食べることによって、体外に排出される。
その他の食材の持つ毒素は、また別の食材の持つ毒素排出作用によって体外に排出される。
・・・
つまり、だから1回の食事でできるだけ多くの食材を取ることを心がけなければならないんだと思うのです。
できるだけ多くの食材を食べることで、多くの栄養素を摂取するのと同時に、それぞれの食材が持つ毒素を、お互いに排出しあっているように思い ます。
それでも、それでもやはり人ですから、食事には好き嫌いがあり、それによってやはり食事は偏ってしまいます。
その偏りによって、その人がどんな病気になりやすいかということになるような気がしています。
冒頭で春の七草を例に上げました。
この春の七草もやはり食べすぎはいけません。
どんな食材でもこのくらいが普通という量を食べるくらいがちょうどよいのでしょう。