尿療法以外の話題

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ここでは、尿療法から離れてその他の話題について書いてみたいと思います。

1.玄米の作用

玄米は健康食と言われています。

玄米は癌にも良いとされ、食事療法では真っ先に取り上げられる食品の1つではないでしょうか。

玄米の何が、癌によいのでしょう。

玄米にはミネラルが豊富に含まれていると言います。
そのミネラルが体に効いているのでしょうか?でも、ミネラルが豊富な食品は他にもあるはずです。

実は玄米の表皮の部分、つまり糠の部分に答えがあると考えられています。

玄米の糠にはフィチン酸と呼ばれる物質が含まれており、この物質の吸着作用が高く、玄米を食べると体の悪い毒素をフィチン酸が捉えて体外に排 出するからだと考えられています。

そのため、逆に健康体の人はあまり玄米を食べ過ぎてはいけないとも言われているのです。特に育ちざかりの年頃の子供には玄米はあまり頻繁に食べさせないようにしたほうがいいと思います。

玄米は確かに栄養学上はミネラルが豊富ですが、特に健康体の人が食べる場合は、摂取した以上のミネラルを排出してしまうと言われています。

2.体に良いものを取り込むと同時に、体の毒素をいかに体外に排出するかを考えるべき

・肉ばっかり食べてないで、野菜を多めに食べなさい。
・朝一番の果物は健康の秘訣
・ワインのポリフェノールはがん抑制効果がある

こんな言葉はたびたび目にするのですが、これらはいずれも体にとって良いものを積極的に摂取しましょうというメッセージです。
最近でこそ、デトックスという言葉が少し普及してきましたが、体にとって良いものを摂取すると同時に、体内に蓄積された毒素をいかに排出する かを意識するべきと考えます。そのための1つの食品が「玄米」です。

でも、毒素排出の食品はその他にどんなものがあるのでしょうか。

春の七草などは毒素排出効果の高い食品です。

昔の日本人が肉をたべるのは狩猟の時期のみでした。
狩猟の時期とは秋から春にかけてです。

肉はたんぱく質を補う貴重な食品ですが、同時に人間にとっては毒素がたまりやすい食品です。

特にこの時期の中心である正月は肉だけでなく、お休みということもありあまり動かずに食べてばかりいる生活で体に毒素がたくさんたまってしま います。

昔の人はそんな毒素を春の七草を食べて排出していました

春の七草って、どれもえぐかったり苦い味がします。
あのえぐみ、苦みに毒素の体外排出作用があるのです。

タケノコもそうです。
ウドや土筆、わらびなんかも毒素の排出作用があります。

でも、本当は春の七草や玄米のような特別な食べ物だけが毒素の排出作用をもっているのではありません。
毒素も何種類もあります。

鶏肉固有の毒素
豚肉固有の毒素
油のもつ毒素
ニンジンの持つ毒素・・・・

恐らく食品1つ1つは、いい面と悪い面がそれぞれ混ざっていて1つの食品だと考えられます。

その悪い面は他の食材を食べることによって、体外に排出される。
その他の食材の持つ毒素は、また別の食材の持つ毒素排出作用によって体外に排出される。
・・・

つまり、だから1回の食事でできるだけ多くの食材を取ることを心がけなければならないんだと思うのです。
できるだけ多くの食材を食べることで、多くの栄養素を摂取するのと同時に、それぞれの食材が持つ毒素を、お互いに排出しあっているように思い ます。

それでも、それでもやはり人ですから、食事には好き嫌いがあり、それによってやはり食事は偏ってしまいます。
その偏りによって、その人がどんな病気になりやすいかということになるような気がしています。
冒頭で春の七草を例に上げました。
この春の七草もやはり食べすぎはいけません。

どんな食材でもこのくらいが普通という量を食べるくらいがちょうどよいのでしょう。

3.その他のデトックス方法

飲尿や玄米食以外にも、デトックス作用があると考えられているものはいくつかありますのでご紹介しましょう。
・断食
・肥満体質の方は適正な体重まで落とす
・リンパマッサージ
・ヨガ
・アヤワスカ

断食は本格的なものではなくても、朝食だけ抜く「プチ断食」や週末の土曜日だけ何も食べない、「週末断食」などの軽いものもあります。断食は デトックスとしての効果も高いのですが、働き過ぎの胃腸を休め、胃腸の補修期間を確保してあげる効果もあると言われています。毎日の3食に加 え、間食を加えると、胃腸には1日の大半の時間何か入っていることとなり、その間は消化・吸収活動をしているのですから、休まる時間がありま せん。休む時間が無いということは、胃腸が傷ついたりした場合も、それを補修する時間が無いということです。休養時間と補修時間を確保するた めに、朝食を抜く「プチ断食」はとても効果的だと言われています。

肥満体質の人は、血液やリンパ液の循環が体の隅々で適正に行われていない場所ができやすく、体内の毒素の排出を妨げている可能性が否定できま せん。正しい食生活、適度な運動により体重を標準体重に近づける努力が必要です。

リンパマッサージやヨガは血液やリンパ液の循環を正常に戻す効果があります。これにより、本来持つべきデトックスを回復することが出来ます。

「アヤワスカ」は南米アマゾン地域に伝わる伝統療法(儀式)ですが、単純にデトックスではなく、不思議な効果、人体・精神に対する影響がある と思われる摩訶不思 議な伝統療法です。最近私が一番気になっており、5年以内に体験してみたいと思っています。その内容をいろんなホームページで見る限り、強烈 なデトックス効果に加え、儀式の中で体験する不思議体験が精神のデトックスも行ってくれるようです。気になる方は、こちらのページをご覧 ください。

ペルー10-アヤワスカ体験記01- ーヒトマワリヒトリタビー
マチュピチュへの旅

4.歯に合わせた食事を心がける

この理論は比較的よく耳にする人もいると思います。

人間の歯は、
・門歯(野菜・果物)・・・8本
・犬歯(肉)・・・・・・・2~4本
・臼歯(穀物)・・・・・・16本
という割合になっています。

牛はどうでしょう?
牛は臼歯ばかりです。

犬猫は?
臼歯もありますが、形状は人間のそれとは異なり、かなり犬歯に近い尖った歯をしています。
これらの歯の違いはなにを表しているのかというと、それぞれの種がこれまで代々の子孫をつないていく中で、どんなものを主に食べていたかの情 報を間接的に表しています。
歯がこれまでの食べ物に合せたつくりをしているということは、体の他の部分についても同じことが言えます。

例えば、牛の腸はとても長く、栄養吸収効率の悪い草からの栄養を効率的に取り込むつくりになっているのです。

人間もこのように食べ物に合わせた体のつくりになっています。

ではそんな食生活を進化のスピードを超えて、急減に変えたらどうなるでしょう。
体は想定外の食べ物ばかりを押し付けられるので、負担が大きい、ときには処理できないとうことになるはずです。

体にやさしい食事というのは歯に合わせた食事をすべきなのです。

つまり、人間は穀物(ごはん)を中心に、野菜をその半分、肉はさらにその半分以下くらいが体にとってやさしい食事なのです。
また、このように食べ物の種類を急激に変えないほうが良いと考えると、どんな食べ物が良いかは当然住んでいる地域によっても変わってくるで しょう。

欧米の人と日本人では過去1,000年、2,000年の食事を考えるとやはり異なるはずです。

日本人はやはりご飯(米)でしょう。パン(麦)は欧米人向きなのだと思います。

・・・・と考えると、最近、炭水化物抜きダイエットが流行っていますが、いかに体に負担をかける食事をしているかわかりますね。
一時的に痩せることは出来るかもしれません。
しかし、体にはその負担が徐々に、徐々に蓄積しているはずです。
私は以前、完全に昔の日本人のような食生活をしたことがあります。

肉を食べず、ご飯を主にして、小麦製品、牛乳、たまごは完全に絶ちました。あとは魚と野菜のみ。

麺を食べたくなったら、蕎麦100%のそばを食べる。

小腹が空いても小麦粉を使ったお菓子とか食べません。
米せんべいのみです。

そんな生活を2か月以上続けました。

するとどうでしょう。

質素な食事なのでおなかが空いて、よくご飯をお変わりしていましたが、でも、痩せたのです。
2か月で3,4キロは痩せました。

痩せたと言っても、不健康的に痩せているのではなく、もともとやや肥満気味だったため、理想体重に近づいていました。
でも、小麦製品っておいしいものが多いんですよね。
誘惑にはなかなか耐えられず、その後は何度かチャレンジしますが、いつも失敗しています。

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